◇長久寺
長久寺のほていさん
大阪の谷町8丁目にあるお寺で外観は現代のビルの様子。
横の駐車場の奥に入ると墓地が広がっておりその中には赤穂浪士の討ち入りに参加された原惣右衛門元辰(はらそうえもんもととき)さんのお墓があります。
この長久寺の扉を開くとすぐ右側に大きなお堂があり福禄寿さんをお祭りしています。
この福禄寿さんはいつの時代に作られたかは明確ではなく江戸時代の文化年代の頃、笹井三郎右エ門が寄付下記録があります。
なお長久寺の山門は文化6年(1809)6月に笹井三郎右エ門が領主となり建立され、現在は奈良市西ノ京 薬師寺に移築されています。 その昔、この福禄寿さんは客殿の床脇の置物であった。客殿は明和2年(1765)建立。そして客殿にあったころ、お経が足りないと夜中に歩き出したといわれています。
この長久寺は上町台地にあり少し北側に地蔵坂があります。地蔵坂のすぐ右手には「ほおやけ地蔵」様がおられました。 実際にお参りして 大阪の谷町筋には多くの寺社があつまっています。
お寺や神社の数だけそれぞれにはいろんな歴史が刻まれていますよね。そんな表面にでてこないお寺もちゃんと参拝してみたいものです。
本当に大阪なの?そんな静寂さとともに培われてきた歴史がそれぞれの寺社仏閣には確かに存在します。争いごとや色々な祭事をじっと眺めてきた鎮守のの木のみが知る真実にすこしでも近づけたらいいなと思いを馳せてみることができました。